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2025/06/30
そのヒビ、見逃してない? 外壁に現れる“劣化のサイン”とは
お役立ち情報

「うちは築10年だから、まだ塗り替えは早いかな…」「小さなヒビくらい、そんなに問題じゃないでしょ?」
そんなふうに思っていませんか?
実はその“ちょっとしたサイン”こそ、メンテナンスの合図かもしれません。外壁は、毎日、紫外線・雨風・気温差などの厳しい環境にさらされています。放っておくと、気づかないうちに建物内部へとダメージが広がってしまうことも。
今回は、見逃しがちな外壁の“劣化のサイン”と、今こそ対策すべき理由、さらに具体的なメンテナンス方法までをご紹介します。
外壁に現れる主な“劣化のサイン”とは?
外壁の異常には、いくつかの典型的なパターンがあります。以下のような症状が出ていないか、チェックしてみてください。
1. ヘアクラック(細かいヒビ割れ)
直径0.3mm以下の細かいヒビ。放置してもすぐに雨漏りにはつながりませんが、塗膜の劣化や防水性能の低下が始まっているサインです。
2. 構造クラック(幅0.3mm以上)
深く、大きな亀裂は建物の構造に影響を及ぼす可能性があります。雨水が内部に侵入し、木材腐食や鉄筋のサビの原因にも。
3. チョーキング(白い粉の発生)
壁を手でこすったときに白い粉がつく現象。塗膜が紫外線や風雨で分解され、粉状になっている状態です。
4. コーキング(シーリング)のひび割れ・剥離
サイディングボードの目地などに使われているゴム状の素材が、ひび割れたり縮んだりしていませんか?ここからの雨水侵入が原因で、内部の断熱材や木材にダメージが及びます。
5. 藻・カビ・コケの発生
北側や湿気の多い場所に目立つ症状。美観だけでなく、塗膜の防水機能が低下している証拠です。
劣化の放置が招く“3つのリスク”
① 雨漏り・構造腐食のリスク
ヒビ割れや劣化したコーキングから水が染み込み、壁内の木材や断熱材を腐らせてしまうことがあります。一度浸水してしまうと、塗装だけでは済まず、大掛かりな修繕が必要に。
② 修繕費用の増加
「もう少し先でいいか」と先延ばしにした結果、修繕範囲が広がってしまい、結果的に工事費が高くつくケースは珍しくありません。
③ 家の資産価値が下がる
劣化した外観は、建物の印象を悪くし、売却時の評価額にも影響します。資産としての価値を維持するには、定期的なメンテナンスが不可欠です。