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2025/10/28
🏠 外壁塗装で失敗しない塗料の選び方をプロが解説
塗装について

こんにちは、アペックスです。
浜松でも朝晩の風が涼しくなり、秋の訪れを感じる季節になりましたね。
実はこの10月〜11月は、外壁塗装に最も適した時期。
湿度が低く、気温も安定しているため、塗料の乾きが均一になり、美しい仕上がりになります。
そんな秋の塗装シーズンに合わせて、今回は
「外壁塗装で失敗しない塗料の選び方」をテーマに、
現場を知る職人の目線からお話しします。
なぜ塗料選びが大切なのか?
外壁塗装というと「色」や「ツヤ」に目が行きがちですが、
実は一番重要なのは塗料の種類と品質です。
たとえば、同じ「3回塗り」と書かれた見積書でも、
使う塗料のグレードによって、耐用年数が5〜10年も変わることがあります。
つまり、「どんな塗料を選ぶか」で、
次の塗り替え時期や家の寿命そのものが変わるのです。
浜松市のように紫外線が強く、風が強い地域では、
安価な塗料ではどうしても劣化が早まります。
「せっかく塗ったのに、5年でまた色あせてきた…」という声も少なくありません。
だからこそ、長く美観と耐久性を保つための“塗料選び”が大切なのです。
人気塗料3種の特徴を比較
現在、外壁塗装で主流となっているのは
シリコン塗料・フッ素塗料・無機ハイブリッド塗料の3タイプ。
それぞれの特徴を、職人の実体験も交えて紹介します。
① シリコン塗料|コスパを重視するならこれ!
最も普及しているのがシリコン塗料です。
耐用年数は10〜12年程度で、価格も比較的手ごろ。
メリットは、コストパフォーマンスが高く、ツヤのある仕上がりになること。
住宅街でも多く使われており、初めての塗り替えに選ばれることが多いです。
ただし、紫外線や海風の影響が強い浜松エリアでは、
やや早めにチョーキング(白い粉が出る現象)が発生する場合も。
「10年後にまた塗り替える予定」と決めている方には向いています。
② フッ素塗料|美観と耐久を両立する王道塗料
次におすすめなのがフッ素塗料です。
耐用年数は15〜20年と長く、ツヤ・防汚性・耐候性のバランスが非常に優れています。
実際に施工後10年以上経っても「まだツヤが残っている」というお客様の声も多く、
長持ちと見た目のきれいさを両立したい方にはぴったり。
フッ素塗料は、雨・紫外線・汚れに強い性質があり、
特に海風による塩害対策にも効果的です。
初期費用はシリコンよりやや高めですが、
塗り替え回数を減らせるため、長期的にはコスパが良いという特徴があります。
アペックスでも、最も人気が高い塗料がこのフッ素タイプ。
職人としても安心しておすすめできる“鉄板”の塗料です。
③ 無機ハイブリッド塗料|次世代の最上級グレード
そして今、注目度が急上昇しているのが無機ハイブリッド塗料。
フッ素塗料にセラミックなどの「無機成分」を加えたもので、
耐用年数は18〜25年と非常に長持ちします。
特徴は、
-
紫外線に強く、色あせがほとんどない
-
汚れがつきにくく、雨で自然に洗い流される「セルフクリーニング効果」
-
ツヤと光沢が長期間持続
フッ素以上の性能を求める方、
「一度しっかり塗って長く安心したい」という方に人気です。
最近では“無機+フッ素”のハイブリッドタイプも登場しており、
2025年の主流トレンドになりつつあります。
10月の塗装シーズンに注意すべきポイント
10月はまさに外壁塗装のベストシーズン。
しかし、いくつかの注意点もあります。
-
朝晩の気温差に注意
昼は25℃前後でも、夜は15℃前後まで下がる日も。
温度差が大きいと乾燥時間が変わるため、職人の施工管理が重要です。 -
台風シーズンの影響
10月上旬までは突発的な雨風があるため、施工スケジュールの柔軟さも大切。 -
湿度と風向きの確認
塗料の密着を保つため、湿度85%以上では塗装を避ける判断も必要。
秋は「天候を見極めて丁寧に仕上げる」職人技が問われる季節です。
最近注目の“高機能塗料”トレンド
2025年10月現在、塗料業界では
省エネ・環境対応型の塗料が急速に広がっています。
特に人気が高いのが、アステックペイントの
「スーパーシャネツサーモシリーズ」などに代表される遮熱塗料。
屋根や外壁の温度上昇を抑え、室内温度を最大3〜5℃下げる効果があり、
エアコン使用量の削減=光熱費の節約にもつながります。
また、防カビ・防藻性能を強化した塗料も注目されています。
浜松では湿気が多い梅雨〜秋にかけてコケが生えやすく、
こうした塗料を選ぶことで外観の美しさを長く保つことができます。
つまり、塗料選びは「見た目+耐久性」だけでなく、
快適さ・省エネ・環境配慮も含めて考える時代になっているのです。
見積書でチェックすべき3つのポイント
外壁塗装を依頼するとき、見積書には注意が必要です。
次の3つを確認するだけで、失敗を防げます。
-
下塗り材の種類が明記されているか
下塗りは塗膜の密着を左右する重要部分。建物の劣化度に合った材料を使っているかチェック。 -
乾燥時間がしっかり確保されているか
“3回塗り”でも、急ぎすぎて乾燥不十分だと剥がれの原因に。 -
クラック補修(微弾性フィラー等)の記載があるか
ひび割れを補修せずに塗ると、そこから再び雨水が浸入します。
見積書に「下地補修」「フィラー」「シーラー」などの文言があるか、
一度チェックしてみてください。
まとめ|2025年秋、後悔しない塗料選びを
外壁塗装は“家の健康診断”のようなもの。
見た目を美しくするだけでなく、家そのものの寿命を延ばす工事です。
そしてその結果を大きく左右するのが、塗料選び。
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コスパ重視なら → シリコン塗料
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美観と耐久を両立するなら → フッ素塗料(おすすめ!)
-
将来のメンテナンス回数を減らすなら → 無機ハイブリッド塗料
アペックスでは、無料の現地調査と塗料シミュレーションを行っています。
お住まいの劣化状態を丁寧に確認し、
最も適した塗料とプランをご提案いたします。
秋は塗装に最適な季節。
もし外壁の色あせやひび割れが気になるようなら、
ぜひお気軽にご相談ください。
大切な住まいを、次の10年・20年も守るために——
職人の技と確かな塗料で、安心と美しさをお届けします。
